2024-09-16
H市の現場上棟しました。二人で住むのにちょうどいい家。今回は寄棟のむくり屋根の家をたてさせていただきました。和の家で瓦はいぶし瓦、外壁は杉の赤無地の板を張ります。日本の文化を忘れないでほしい一心で造り続けます。今回私自身初めてのむくり屋根そして寄棟という高難度?の建物に挑戦しました。大体理屈が分かっていましたので想定内で無事に上棟出来ました。それにしても勉強になりました楽しかったですね、急遽お施主さんに変更をお願いして、奥村の好きにせいと言っていただけました。(平板からいぶし瓦、大工手間の追加は頂いておりません。正直者)
3/100くらいのむくり
リビング天井丸太出しになります。
夕焼けに映るむくり隅木
むくり垂木 繋ぎもうまくむくりました。垂木の留める位置は三点留めをできる限りにすると綺麗にむくる。二点留めではむくらない
隅木の上に材料を載せ背を足して丸のこで引き電気鉋で削りむくりをだす。基本は妻の垂木のむくりを隅木に写す
配付タルキ一本一本むくりの勾配を取り距離もとる。今回基本の屋根勾配を4寸勾配にしてあるのでそこの基準からむくり勾配を取る。4寸もあれば4寸五分、4寸一分など様々。母屋も四寸勾配で落ち掛かりが出来ているのでむくりの大きいところは母屋に2寸5分のものを母屋上に張り付けて、その前後の母屋は二寸のものを貼り付けています。
妻行きのむくり勾配は各母屋ごとで地点を決めているのでそれを隅木に写して、自然なむくりをふぉっそい棒をあてがってこれかなという感じで製作する。